オンラインギャンブル界隈に、完全合法でパチンコ・パチスロなどのゲームが遊べるガポリというプラットフォームが登場した。
オンラインギャンブルといえば、オンラインカジノが代表的なものだが、その代表的な存在が違法であるということが、オンラインギャンブルにつきまとっているジレンマでもある。
そのため、オンラインギャンブル界隈に「合法」なオンラインギャンブルが出てくるということは、日本のオンラインギャンブルファンにとってはそれ自体が革命的な出来事だといっても過言ではない。
ガポリはパチンコのホールをそのままオンラインに移行したようなサービスだが、それが、オンカジのような海外に拠点を持つアングラ運営ではなく、日本のパチンコを代表する企業である大手のサミーが手掛けているということもあって、その信頼度や安全性はきわめて高い。
ガポリというプラットフォームが過去の「パチンコ」を取り扱ってきたサービスと決定的に違うのは、「換金」のギリギリのラインを攻めているというポイントである。
このギリギリの攻めによって、ガポリは「オンラインギャンブル」の範疇に合法的に食い込んできていると判断することができる。違法なオンラインカジノ勢に対する強力な合法的ライバルついにあらわるといったところだろう。
今回は、そんな確信犯としてオンラインギャンブル界隈に参入してきた注目の新規プラットフォームであるガポリについて掘り下げていくことにしたい。
ガポリはオンラインゲームセンターであると標榜している
ガポリの公式は、あくまで「オンラインゲームセンター」を名乗っており、自分たちの事業を「オンラインギャンブル」であるとは明言していないところに特徴を持っている。
ガポリは「オンラインゲームでコインを集めて、ショッピングモールでお買い物!」というのが売り文句となっている。
この売り文句に含まれているショッピングモールというのは、ガポリと提携して運営を展開している「ガポリモール」と呼ばれる通販サイトのことだ。
ガポリモールでは基本的には「現金」でモール内の商品を購入するのだが、ガポリで遊べるゲームで獲得したコインを利用すれば、その購入商品の「値引き」ができるというシステムになっている。
ガポリで遊んで獲得できるコインというのは、あくまでも「ガポリモールの値引きとして活用できるモール内のポイント」でしなかなく、「そのポイントが直接換金できない」ところと、「ガポリコイン単体では何の金銭的価値もない」ところの二点に特徴と強みを持っているといえるだろう。
なぜなら、ガポリで獲得するコインが即座に現金化できるものではなく、あくまで「ガポリのゲームや、ガポリモール内で使用できるポイントでしかない」というところが、ガポリが「合法」の範囲内におさまっていて、あくまで「オンラインゲームセンター」であり「オンラインギャンブル」ではないことの理由でもあるからだ。
ガポリの公式が「オンラインギャンブル」ではなく、「オンラインゲームセンター」を名乗っている以上、本来はガポリを「オンラインギャンブル界隈」に入れるべきではない。
ガポリをオンラインギャンブル界隈に加えるにあたっては、ガポリはあくまでも「オンラインギャンブルに限りなく近いがオンラインギャンブルではないもの」という意味でのみ、加えることが可能といったところだろう。
あるいは、プレイヤー側が「これはギャンブルではないが、まるでギャンブルのように遊ぶことができるもの」という意味で、「ガポリはオンラインギャンブルだ」ということも可能である。
このものの見方だけは、「あくまで遊技」でありながら、三店方式の採用による換金システムのおかげで「実質ギャンブル」であるパチンコ、「まるでギャンブルであるかのように遊べる遊技」としての地位を盤石なものにしているパチンコのトレースといってもいいものだ。
パチンコ店が見出した「三店方式」という換金のための抜け道を、ガポリの場合は「現金購入+ポイント値引き」という換金ではない抜け道によって見出したということができる。
重要なのは「まるでオンラインギャンブルであるかのように遊べるオンラインゲームセンター」であるという点で、公式がいくら「オンラインゲームセンター」を標榜しようとも、プレイヤー側としては「見方次第で合法のオンラインギャンブルの扱いができる対象である」という自在さがガポリの魅力であるといえる。
ガポリで選択できる4つの料金プランについて
オンラインゲームセンターであるガポリには、4つの料金プランが用意されている。
その料金プランは「フリープラン」「ベーシックプラン」「プレミアムプラン」「ロイヤルプラン」の4つとなっている。
前者から後者に向かって、月額料金が高くなっていくが、そのかわり、料金プランが高ければ高いほど、ガポリを「オンラインギャンブル」として遊べる範囲や特権などが大きくなっていく。
ガポリの料金プランには、共通して「プレイできるゲーム数」「月にもらえるコイン数」「ガポリモールでの値引き可能額」という3つの要素があり、プランごとにこの要素の内容が違う。
フリープランはいわゆる登録だけで遊べる無料プランで、「28種類程度のゲーム」「月ごとにもらえるコインなし」「値引き可能額は月1000円まで」で、かなり制限が多く、フリーという名前に相反するようにガポリ内での自由度は少ない。
フリープランで使用できるコインは、「ガポリ登録時に受け取ることができる5000コインだけ」であり、基本的にはこれを軍資金として元手にしてガポリコインを貯めていく必要がある。
貯めたとしても、値引き可能額が1000円までなので、「現金購入+値引き」でモノをいうガポリの攻略としては、「貯めたところで無駄になる」といった感が強い。
フリープランは、ガポリを純粋にオンラインゲームセンターとしてのみ遊ぶならアリだが、あくまでもガポリを合法のオンラインギャンブルとして遊びたいのであれば、選択肢とはなりえないといったところだろうか。
ベーシックプランは月額880円のプランで、「77種類以上のゲーム」「月ごとにもらえるコインは16000コイン」「値引き可能額は月16000円まで」と、フリープランと比較すると、ガポリを遊ぶための自由度や可能性が880円程度の課金でグッと広がることがよくわかる。
ガポリの公式サイトでも「おすすめ」となっているので、ガポリという場所がオンラインギャンブルとしてどのくらい遊べて、どの程度の収穫があるのかを知るための先行投資的にまずはベーシックプランに登録してみるというのはアリだろう。
プレミアムプランは月額1430円のプランで「77種類以上のゲーム」「月ごとにもらえるコインは26000コイン」「値引き可能額は月26000円まで」となっている。
筆者個人の感覚でいうと、プレミアムプランは若干「中途半端」なプランになっており、ガポリで軽く遊ぶ程度ならベーシックプラン、がっつり本格的に遊びたいしガポリモールでお得に買い物もしたいならば、後述のロイヤルプランにしたほうがよく、正直なところ、あまり選ぶ理由が見いだせないプランではある。
おそらく、プレミアムプランは「ロイヤルプランに二の足を踏む人」をターゲットにした罠のようなものであり、オンラインギャンブルで遊ぶ人間としては「気弱な選択」であり、ギャンブラーとしての適性に欠けることの証明になるといったところだろう。
ロイヤルプランは月額3300円のプランで、「77種類以上のゲーム」「月ごとにもらえるコインは60000コイン」「値引き可能額は月60000円まで」となっている。月額費用はかさむものの、その分、ガポリ内の権利を最大限に活かせるプランとなっているのは間違いない。
この数値を見れば、「プレミアムプランを選択する意味がほとんどないこと」の理由は明らかなのではないかと思われる。
ガポリの料金プランにおいて、じつはもっとも重要なのは「値引き可能額」の要素であり、ここの幅が広ければ広いほど「オンラインギャンブルとしてガポリを遊ぶ意味」が大きくなるのだ。
ガポリのゲームで獲得できるガポリコインはあくまで「商品購入が値引きできるポイント」でしかない以上、その「値引き可能額」が引き下げられるということは、ガポリポイント自体の価値が引き下げられるということに他ならない。
どれほどコインをかき集めても、そのコインを利用する限界値が低いのであれば、これこそ「宝の持ち腐れ」というほかない。
ガポリをオンラインゲームセンターで遊ぶのであればそれでもいいのかもしれないが、もし「オンラインギャンブルとして遊びたい」のであれば値引き額を最大値にしておくのは、やはり必須ではないだろうか。
ガポリをオンラインギャンブルとして遊ぶにあたっては、「最大60000円までの値引き」を前提として勝利を重ね、ガポリモールでより価値のある高額商品を購入するための値引きにコインを活用できる環境であるロイヤルプランが一番のオススメである。
ガポリの「現金購入+コインによる値引き」による商品獲得を「仕入れ」を考えることができるなら、ガポリでお得に手に入れた商品を「転売」することにより、「現金化して儲けること」お可能だ。
この「転売」を視野にいれた現金化を狙うなら、高額商品を手に入れることを前提にしたプラン選択こそが成功の鍵となるだろう。
ガポリで遊ぶことができるゲームはかなり充実している
ガポリで遊ぶことができるゲームは「メダルゲーム」「パチンコ・パチスロ」「カジノゲーム」「ビデオスロット」「バラエティーゲーム」「麻雀」の6種類に区分分けされている。
これは、オンラインギャンブルの代表であるオンラインカジノには若干及ばないラインナップではあるものの、合法のオンラインギャンブルであることを考慮すると、かなり充実したコンテンツが用意されているという高評価を与えることができるラインナップとなっている。
「メダルゲーム」は日本のゲームセンターの代表的なゲームであるが、この「ゲーセンで無意味にコインを貯めるだけの純粋な暇つぶしゲーム」は、そこにもしギャンブル性が発生するならば、脳汁が極端に分泌される射幸心刺激型の神ゲーである。
勝利して獲得したコインがモールで使用できるガポリにおいては、メダルゲームはゲーセンの場合のそれと完全に娯楽性が変わってくることは間違いない。
「パチンコ・パチスロ」はいうまでもなく、ガポリのメインコンテンツである。
近年、オンラインカジノで「パチンコ・パチスロ」がコンテンツで導入されるということが増えてきているが、それらがあくまで違法であることを考えると、合法のオンラインギャンブルとして「パチンコ・パチスロ」が打てるガポリの優位性は確実だ。
「カジノ」ではブラックジャックやルーレットなどのカジノゲームを遊ぶことができるが、これはあくまで「ゲームセンターで遊べるカジノゲーム」であり、生身の人間がディーラーになって遊べるというタイプのカジノゲームではない。
この点、生身のディーラーで遊べるオンラインカジノのライブカジノなどに、ゲーム性などにおいては遅れをとるが、ガポリがあくまでゲームセンターでありオンラインギャンブルではないという立場をとっている以上、これは仕方のないことだ。
「ビデオスロット」は、オンラインカジノでいわゆる「オンラインスロット」といわれているものの、ガポリ版である。「パチンコ・パチスロ」と「ビデオスロット」のいずれで遊ぶかは、プレイヤーの好み次第であり、射幸性などに大きな違いはない。
「バラエティー」というのは、パチスロなどに搭載されている「ミニゲーム」を、ミニゲーム単体として遊ぶことができるコンテンツで、これはパチスロのミニゲームファンとしては嬉しいゲームだろう。
現在は「北斗の拳」「獣王」「サミフェス限定でしか遊べなかったミニゲーム」の3種類のゲームが用意されているだけだが、今後より充実した実装が期待できるコンテンツだ。
「麻雀」はいわずとしれたあの麻雀であり、説明不要だろう。
賭け麻雀が禁止されているこの国で、あくまで「商品の値引き以外には価値がないポイントでしかないガポリコインを手に入れる」という目的にすることによって、「賭け麻雀ではないがほとんど賭け麻雀」という感覚のなか麻雀が遊べるのは、勝負師にとって魅力的すぎるといったところだろうか。
まずはフリープランでこれらの6種類のゲームを遊んでみて、「稼げそうだ」と思ったゲームがあったならロイヤルプランなどの課金プランに参入して勝負に出てみるというのが、オススメの流れである。
オンラインゲームセンターのガポリまとめ
- ガポリはオンラインゲームセンターなので合法
- ガポリコインはガポリ内部のコンテンツ以外では使えない
- 商品購入の値引き可能額を最大限に引き上げるのがオススメ
オンラインギャンブルとして遊ぶこともできる、合法のオンラインゲームセンターガポリについてのまとめは以上となる。
ガポリは、違法性が問われて社会問題となっているオンラインギャンブル界に彗星のようにあらわれた合法のプラットフォームとして、今後の展開などが大いに期待できるコンテンツだ。
日本のオンラインギャンブルの今後の可能性を考えるうえでも、ガポリはかなり重要な位置を占めていることは間違いない。
オンラインゲームセンターとして遊ぶもよし、ガポリモールで高額商品を購入するために遊んでもよしと、プレイヤーの遊び方次第でゲーム性や射幸性が変動するガポリに無料登録し、合法のオンラインギャンブルを体験してみてはいかがだろうか。
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